« 麻のタオル | トップページ | 書籍貧乏 »

2004.12.15

ほうじ茶をつくる

 台所でほうじ茶を作った.自分で焙じたお茶は至福の時を与えてくれる.

 ほうじ茶とは番茶を炒ったもの――と云われるが,うちでは普通に飲んでいる普通の煎茶を材料にして,ほうじ茶を自分で作ってしまう.ほうじ茶をわざわざ買ってくることはない.自分で作れば好みの香ばしさを出せるので気に入っている.材料の煎茶は,ほとんどが人からのもらいものなので材料費はタダ同然だ.

 いろいろ試してみたところ,ほうじ茶を作るには玉子焼き器が最も適しているようだ.銀杏を炒る焙烙(ほうろく)や円いフライパンなどではうまく出来ない.焙烙では煙がこもってしまうためか,やけに煙臭いほうじ茶が出来上がってしまったし,円いフライパンでは,緑茶の若さが残って妙に青臭い出来上がりになってしまう.だが,あの長方形の玉子焼き器だと実にうまい具合に炒ることができるのだ.茶葉への熱の入り込みと煙の抜け具合がちょうどいいのだろう,などと勝手に納得している.ちなみに,うちの玉子焼き器はアルミ製.銅製の玉子焼き器だったらどういう仕上がりになるのか,試してみたいところではある.

 最初は茶葉をフルイにかけたりしていたが,いまは大きな葉も茎もカケラもすべて一緒くたに炒っている.小さい葉などは黒くなってしまうが,かまうものか.香ばしい匂いが家中に回り,実に幸せな気持ちになる.炒った茶葉は炒る前よりも膨張するので,初めてやるときには少なめに作るのがコツかもしれない.

 わたしはカフェインの影響を受けやすい体質だ.暗くなってから煎茶など飲もうものなら,寝つきが悪くなって睡眠不足が必至,夜のコーヒーなど言語道断である.けれども,寝る前の静かな時間には何か飲みたくなる.

 そこで,ほうじ茶である.ほうじ茶は熱が加えられる過程でカフェインが「とばされ」てしまうのだそうだ.だから煎茶よりもカフェイン含有量が少ない.安心して飲める.そして,何よりもその香りにほっとする.

 自分で作ってみようという方には,まず一保堂さん辺りのおいしいほうじ茶を一度飲んでみることをおすすめする.飲んでみてその味を憶えておき,あとはひたすら試行錯誤で頑張る.ほうじ茶の作り方はネットで調べれば色々紹介されている.スーパーで売っている安いお茶などが素材としてはおすすめ.

 自分で作ったほうじ茶を魔法瓶に入れて職場に持ってゆく.業務の合間,疲れたときは特に,その香ばしさにほっとする.ぜひ,お試しを.
 

« 麻のタオル | トップページ | 書籍貧乏 »

ウェブページ

フォト

hide module-header

redirect to tafworks.com

GglAnlytcs