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2004.12.09

春を待たずに迎えにゆく

 この冬最初の革コートの日であった.東京は曇って,天気予報では夜から雨,なんて云っていたが,東京電力のレーダーを見る限り,雨は遥か海上を通り過ぎているようだ.

 そろそろベランダのアボカドを入れてやらないといけないのかな.暖冬が予報され,確かにこのところ冬とは思えない暖かさが続いているが,暦は師走なのである.12月である.年末である.そして,学校は期末試験の時季を迎えている.年が明ければ受験シーズン本番.慌しく,追い詰められている気分になりやすい.

 ということと関係があるのかないのかわからないが,今日は地下鉄が人身事故で大幅に遅れてしまって,大変な迷惑をこうむったひとがたくさん出たらしい.先に出て運転ストップに巻き込まれた家人からのメールで事故を知り,私的にはほとんど迷惑をこうむることなく,無事に職場に出たのだが.

 何が苦しい,って,いまが一番苦しいのだ.いつでも最も苦しいのは,いまこの瞬間であり続けるのだ.だからいまこの瞬間から逃げ出したくなってしまっても当たり前なのだ.実は,これは誰もが同じなのである.ただし感じ方が個々人によって違うだけなのだ.

 自分自身が苦しさを感じている.そして逃げ出したいと切望している──ということに気づいているあなたは,死んではいけない.そういう苦しさが世の中にあるということに一生気づかず,周りに迷惑をかけていることも知らないでいる鈍感な人間より,あなたはずっとマシなはずなんだから.

 世界はあなたを必要とするだろう.

 もしこれを嘘だと思うなら,あなたはまだまだ見るべきものを見ていないし,気づくべきことに気づいていないのだ.
 

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