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2005.01.28

センターベントなのは許す

次は六本木一丁目

 前をゆくダークスーツの青年は,寒いこの季節にもかかわらずコートを着ず,手袋もせず,まことに元気結構な限りである.しかし,なぜワイシャツのカフスボタンを両方ともはずしているのだろうか.他人事とはいえ,どうにも気になる.
 
 スーツの袖からワイシャツが1センチほど見えている.それはいいのだが,ワイシャツの袖のボタンをせずに1センチ見えているというのは,手の甲まで隠れている状態だから,本来ならスーツの袖が長過ぎるのである.
 
 うしろのベントは真ん中に1本だけというのは許す.
 
 自分的に何が許せないと云って,スーツのサイドベンツだけは許せない.サイドベンツで許せるのは石原裕次郎と竜雷太だけだ.そもそもあの切れ込みは,騎乗のための仕組みが由来なのであって,馬になど乗らない人にベントなど要らないのである.――極私的極論だが.
 
 ちなみに私はノーベント.安物でも,ね.ここは,ちと,コダワリというやつ.
 
 スーツの袖のボタンが3つなので,おそらくは量販店で買った「吊るし」と思われる.それは構わない.スーツが大き過ぎるのは,スラックスの裾を見ても判る.普通はワンクッションが望ましいのだが,しかし青年よ,君はツークッションではないか…….つんつるてんもまずいが,お引きずり風もよろしくない.
 
 ざっと眺めたところ,持っている布製の黒い書類鞄はかなり使い込んでくたびれているし,黒い革靴のカカトはそれなりに減っている.どう見ても,普段から仕事でスーツを着ている感じがするのだが,何だかしっくりこない.
 
 青年よ,君の周りにはそういうことを気遣ってくれる人が居ないのか.全然関係ないけれども,おじさんとしては非常に気になるんだ.
 

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