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2005.01.31

テレビを見なくなった

USポスタルの誰かな

 地上波デジタルが既に始まって,アナログはそのうち停波されてしまうから,それまでにテレビやチューナを買い換えねばならない――と云われているが,我が家では今ひとつ温度が低い.CATV(ケーブルテレビ)視聴をしている人間にとってはほとんど関係ない.
 
 我が家でのテレビは単なる映像モニターに過ぎない.CATVのチューナを使えばデジタル放送だろうがアナログ放送だろうがCSだろうが,とにかく映し出すことができてしまう.電波の種類はCATVの基地局で吸収されてしまうから,何であろうと関係ない.だから,テレビの買い替えの必要がない.テレビだけではなくて,近県のFM放送まで入ってくる.聴いてないけど.
 
 もうひとつの理由として,テレビ番組を見なくなったというのがある.
 
 ネットを使っている時間が延びたのもあるが,それよりも何よりも,テレビ番組がつまらなくなった.番組自体がつまらなくなったのか,自分自身の心理的な変化がつまらなく感じるようになった原因なのかは分からないが,ともかくつまらん.地上波民放テレビで見ているのは「ガイアの夜明け」と「ザ!鉄腕!DASH!!」くらいなものだ.
 
 NHKは「NHKスペシャル」や「新日曜美術館」などを選んで観ているが,バラエティやドラマの類はまったく見なくなってしまった.スポーツはヨーロッパでおこなわれる自転車ロードレースだけ.ツール・ド・フランスなら,全中継に付き合う.
 
 自分に必要なものと不必要なものを峻別できるようになったのだろうか.これが不惑というやつ?
 
 技術ばかりが先走って,中身が伴っていないところは,まるでBSデジタル放送の再来を思わせる.いったい何をやりたいのか,何を目指したいのか…….ま,取り敢えず,うちはテレビ見なくても大丈夫だから,勝手にやってよ,とも思うのだが,そのようなワケのわからないのを見ると他人事ながら苛立たしさを感じたりする.
 
 このことは,実は自戒でもある.
 
 技術ばかりが先行して,その実,何に使うのかわからないのに設備投資ばかりしているとか,小手先の面白さを追っかけてばかりで中身はスカスカだとか,理論を駆使するのはいいんだが,一体何をやりたいのかわからない,だとか――.
 
 確かに「業界全体の動向として……」とか「同業他社が……」と聞くと,つい浮き足立ってしまって「では我々も」となってしまいやすいんだけど,そこを踏みとどまるのもひとつの戦略なんだよな.
 
 ただし,踏みとどまるにはそれなりの覚悟と理由が必要になる.自分自身を踏みとどまらせるに足る理由が必要なのだ.「軸足を定める」というのが必要なのだ.それがないとフワフワとどこまでも流されてしまって,どうにもいけない.
 
 振り返って,はて,そのような軸足が,いまの自分にはあるだろうか,と.「初老」「不惑」「強仕」の歳を迎えた自分に,そのような正々堂々として(こら)えるだけの覚悟があるだろうか――と考えると,はなはだ心もとない.
 
 困ったものだ.
 

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