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2005.08.02

1年後のおサイフケータイは1200万台?

シーサー

 ケレベラが我が家にやってきた.ま,そのことは後日書けるだろう.
 
 au by KDDIの新しい携帯端末W32SAは,登録できるスケジュールが200件なのが魅力的だ――と昨日書いたが,とうとうおサイフケータイが登場した.その具体的な姿を見ると,またもや心がゆらいでしまう.10年来のWILLCOMから乗り換えようか,どうしようか.
 
 前々から「auもFelicaチップを搭載する,来年にはSuicaも使えるようになる」という話を聞いていたが,やはり実機についての具体的な情報がやって来はじめると実感がわいてくるのだった.とりあえず日立製作所からW32H,ソニーエリクソンからW32Sの2台である.詳しい情報についてはITmediaの記事( W32HW32S )やメーカーのページをご覧いただくとして,一報に触れての感想を記しておこう.
 
 いずれも120万画素レベルのカメラ,音楽再生やFMチューナー,UMIチップ( auICカード )を採用,そしてFelica機能と性能的にほぼ互角と考えていいと思う.UMIチップは,いわゆるSIMモジュールというやつで,これはまさにジャケットフォン的で,チップを別の端末に差し替えるだけで電話番号をそのまま移動できるという仕組みだ.海外旅行でいちいちレンタル携帯を借りる手間が省ける.行き当たりばったりのウェールズ旅行で,翌日のクリックハウエルでの宿泊を予約するときに「携帯を持っているか?」と訊かれて悔しい思いをしたが,そういうこともなくなるのだろう.
 
 性能的には大変似かよったこの2機種だが,機械太郎的には,ソニーエリクソンのW32Sにその差僅少で軍配を上げるのだった.
 
 理由は次の通り――
 
 ・ソニエリの方が若干ながら軽い
 ・メモリ管理が柔軟である
 ・Edyアプリがプリインストールされているらしい
 
 常に持ち歩くものだから,その軽さは思っている以上に重要な要素だ.本当は100グラムを切るくらい軽いといいのだが,それは今後に期待しよう.ちなみに昨日話題にした日本無線のAH-J3002Vを台所のスケールで測ってみたところ96グラムだった.
 
 メモリ管理が柔軟ということは,“使いもしないのに使えない空きメモリ”がなくなるということで,使い手の立場に立った設計思想だと思える.誰も彼もが音楽を仕込んで持ち歩くわけではない.
 
 なんといっても,Edyアプリが最初から入っているところが良い.


 皆さんの身の周りでは,どれくらいの人がおサイフケータイを使っているだろうか.例えば私の場合は,隣席の同僚が使っているくらいだ.
 
 最近,RFIDやミューチップ,FelicaにEdyに――と私が騒いでいるものだから,その同僚が「太郎君,おサイフケータイのチャージって,こんなに簡単なんだよ〜(ホレホレ)」と実演してくれた.う〜む.確かに簡単そう.CMでこういう場面を見せてくれないから,実感がわかないんだよな〜,使い勝手も知りたいから貸して! と云ったら,さすがに断られた…….

 おサイフケータイ対応端末が100万台を突破したのは去年の秋だが,おサイフケータイでのEdy使用数が7月末で100万を超えたそうだ.いまひとつ普及にハズミがついているんだかついていないんだかわからないところではあるが,その理由として以下2点を挙げたい.
 
 ・おサイフケータイでの支払いは電話料金と一緒に請求される.だから怖い.
 ・アプリをダウンロードしてインストールして,なんて難しそう.
 
 利用店舗が少ないとか,他にも色々あるだろうが,私的にはこのふたつが最大の障壁だと思っている.
 
 訊いてみたら,家人も「電話料金と一緒に請求されるから,万が一落としたときに無制限に使われるかもしれない」と思っていたそうだ.アプリに関しては,そもそも仕組み自体を知らないからアプリの存在自体も知らなかったようだ.
 
 携帯キャリアとしては「おサイフケータイで支払いが簡単」というところを強調してばかりで,「おカネがどう動くの?」とか「チャージって?」という肝心な疑問に答えていないのでは? おカネを使う前に不安や疑問の関所があるのだから,そこをしっかりと解きほぐしてくれれば,あとは「簡単じゃねーか」ということで普及が進むと思うのだが.
 
 さて,ビットワレットのリリースで今後の普及を素人考えで予測してみると,ふたつのシナリオが考えられる.いずれも1年後の2006年7月末現在でおサイフケータイを中心としたいわゆる電子マネーがどうなっているか,だが.
 
 
(A) カード,携帯電話合わせて利用者数が3000万人に迫る.おサイフケータイの利用は1200万台になっている.日本人の約2割が Edyもしくはそれに類するサービスを使っているので「みんな使ってる」感覚が生まれている.
 
(B) おサイフケータイの普及台数は300万台くらいで伸び悩んでいる.いまひとつ勢いが出ず,ビジネスモデルの再考がおこなわれている.携帯キャリアをはじめとした業界ステークホルダーは様々なキャンペーンを行うが,爆発力に欠けた状態から脱することができない.
 
 
 このふたつのシナリオは,これまでの電子マネーの普及数などから考えたものだが,果たして1年後にはどうなっているのだろうか.確率8:2で(A)かな,と思うのだが,2005年11月〜2006年1月の間に何かマイナス要因となることが起きると(B)になってしまう可能性がある.
 
 auのおサイフケータイは9月から使えるそうだが,どうしたものだろうか.私が携帯電話に求める機能,それはスケジュール管理に加えてFelicaとなった.これらの動きを背景に,WILLCOMがどのように出てくるのか,非常に興味のあるところだ.
 


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