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2005.08.10

新しい社会階層

通路

 マーケティングの仕事をしていて,様々なデータや,街での観察を続けていると,なんだかぼんやりと感じられることがある.これは定量的というよりは定性的,ほとんど直感的なのだが,新しい社会階層が出現しつつあるんじゃないだろうか,という,もうほとんど本能的な思いつきだ.
 
 統計処理どころかデータすらきちんと取れていないから,セグメンテーションとかもできていないわけで,あくまでも仮説に過ぎないのだが,あなたも私も,これまでの尺度では測れない何か大きなふたつの集団に分類されつつあるようなのである.
 
 このふたつの集団を,幸福⇔不幸,勝ち組⇔負け組,金持ち⇔貧乏,有名⇔無名などの軸線上では語ることができないし,もしかしたらそういう区分けを横断するような,しかしながら決定的に分け隔ててしまうような,そんな“階層”のようなのだ.
 
 マーケティングという仕事は,商売のネタを探し,お金儲けの場所と時間を見つけるという性質上,極めて冷酷な側面がある.企業が社会貢献するのは当然としても,利潤を追求し存続してゆくことが前提条件としてある以上,「お客様」と「それ以外」を厳然として峻別するところから仕事を始めねばならない冷酷さだ.
 
 その冷酷さでもって世の中とデータを眺めると,どうも我々は同じところで一緒に暮らしているにもかかわらず,深い溝で隔てられているらしいことが感じられてくるのだった.ひとつの集団,職場,学校,町内,家族の中であっても,その溝によって人々がふたつに分け隔てられているようなのだ.
 
 そのふたつそれぞれに,仮に名前をつけてみることにした.その定性的な仮説をより明確にして,果たしてその“差別”が存在するかどうかを検証するためにも,敢えてラベリングしてみようと思ったのだ.
 
 「ドミナス」(Dominus)と「スラバス」(Slavus)である.
 


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