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2009.12.23

夏ゆきの列車が発車します

きのう12月22日は冬至であった。2歳半の息子に、「一年で一番夜が長い日だよ」と云ってもきょとんとするばかり。当たり前だ。一日の長さが父親より18倍も長いんだから、夜が長いとか短いとか関係ない。とにかく毎日毎日、一日が広大なんだろう。その広大な時間で目一杯遊んでいる。

不思議なもので、中学生頃からあとは冬になれば夏を思い、夏には冬を待ち焦がれていた。一種の贅沢だったのかもしれない。ないものねだりの一種。それがいつの頃からか、季節がなんであろうとどうでもよくなっていた。夏は夏だし冬は冬。それぞれに蒸し暑い中を通勤しなきゃいけないとか、寒い中を通勤しなきゃならないとか、そんな目の前のことしか思わなくなっていた。

半年かけて昼は時間を短くし続け、とうとう夜が最も長い日を迎えた。一転、再び半年かけて今度は夜を短くしてゆく。半年かけて進んできた列車はひとまず冬至に到着した。こんどは夏至に向かって出発する。そうやって螺旋を描きながら進んでゆくわけだが、少し前に同行者になった息子はどこまでゆくのだろうか。

父は途中で引込み線に止まって錆び朽ち果てるのだろうけど、そのあとも夏行きの列車、冬行きの列車を乗り継ぎながら、この子はどこまでゆくのかな。乗り継いでずっと先にまで行くであろう息子に、自分は何を手渡せるのだろうか、なんて考えるようになった。

邪魔をしないのが関の山かもしれないけど。

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