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2010.04.09

「○○○について」という見出しでは、人は動かない

JapanLocal.info を作って都道府県が発信する新着情報を眺めて気づいたのだが、それぞれの新着情報の見出しに「○○○について」のような表現が頻繁に登場している。

たとえば、いまこれを書いているときに一覧に出ている「ICT利活用講演会・交流会(美馬市)の開催について」(徳島県)だとか、「脳脊髄液減少症について」(島根県)のようなやつだ。

似たようなケースで、きょう見つけたのでアララ~と思ったのは「貝毒情報 | 愛知県」というやつ。見出しを見ただけでは愛知県で貝毒が発生して、もしかしたら大変なことになりつつあるんじゃないか、すわっ、なんて思ってしまうわけだが、何のことはない。クリックして開いてみると「愛知県海域においては、貝毒は発生していません。」とページ頭にあり、文章末には「だから、愛知県産のアサリは安全です。」と書いてある。

ページビューを稼ぐための“つりネタ”っぽい見出しなわけだが、こんなのは「貝毒は発生していません。愛知県産のアサリは安全です」を見出しにするべきなんじゃないかと思われるわけだ。見出しを見ただけで結論がわかる。イチイチ開かないと内容がわからないというのは困ったメールに似ていると思った。

で、読みたくなる見出しとか、地元をアピールしている見出しとしては、やはりいまこれを書いている時点で表示されている「草津線利用促進キャンペーンの実施について 草津線に乗って伊賀上野までMIOびわこ草津の応援に行こう!」なんてやつ。これは、関係するひとには「おおっ、行かねば」と思わせるのに十分な情報を伝えてくれる。

あんまり長い見出しなんてのは見苦しいわけだが、40文字くらいに具体的な要件をまとめてくれると、見た人間にとって親切だと思うのだ。ちなみに「草津線……」は約50文字。「~」のあたりがフィードでは文字化けしているが、十分に意味が通じる。

見出しの付け方は新聞社のウェブサイトが参考になるかもしれない。記事DBでの見出し付けで20年以上の歴史がある。当時は技術的な制限とかなんとかあって、記事データベースの見出し文は全角40文字にまとめるようにしていた。新聞紙面の見出しを並べただけでは、検索結果の一覧に表示されたときに記事の意味がわからないから、データベース用にオペレータが工夫して見出し文を作っていた。いまでも基本は同じはずだ。

この先、“新聞紙”はダメかもしれないけど、そういった“新聞社”のノウハウなんてのは、これから地方行政なんかで十分に応用できるんじゃないかな。

人の行動に変化を与えてこそ“情報”だと思うのだが、情報化というのはITだとかネットだけの話じゃなくて、こういうウェットな部分での創意工夫とか努力とかが必要なんだろうなぁ、と、これは自戒を込めて。

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