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2010.12.30

もし自治体の観光課職員が{ドラッカーを読んだら|スマフォを持ったら}

ドラッカーは上田惇生氏の翻訳で十年以上前から読んでいるにもかかわらず、まじめさが足りないせいか私は未だ偉くなれないんだけど、偉くなったらなったでイロイロ責任を背負わねばならないから、ま、い~や、なんて負け惜しみを云っている。

今年は「息子に何も残してやれない自分」を自覚して JapanLocal.info なんて怪しげなサイトを作り始めた。全国自治体の公式サイトから新着情報を集めてきてリストにしたら何が見えるだろうか、という試みだ。ネタ元は mediagazer.com のようなやつなんだけど。

この作業の途中「観光」や「秋の」というキーワードで都道府県サイトの新着情報を眺めてみると「なんだか不活発だなぁ」という印象を抱いた。「秋の」といえば「全国交通安全運動」しか出てこないのは哀しいじゃん? 季節ごとに無理やりにでも何か見つけるべきなんじゃないかなぁ、と。

組織の成果は、外部からもってくるもの。価値とは組織の外にある——と云ったのはドラッカーだったと思うけど、確かに組織内部での循環経済なんて所詮は自家発電の自家消費でしかない。自給自足経済ならそれでも問題ないだろうけど、そんなロビンソン・クルーソーな状況なんて基本的に不可能な時代になっちゃってる。地産地消なんて負け惜しみなんじゃないのぉ〜?

で、(無理矢理に)問題領域を地方自治体に定めて考えてみると、商工観光課なんてのは自治体内で唯一の金儲け促進第一目標部門なんだから、企業的であってかまわないと思われてくる。医療・福祉・教育なんかが金儲け優先思考だと、みんな不幸になっちゃうだろうけど( 最近はその辺をはき違えているのが多いみたいだけど)。

そこで、地方自治体がなんらかの“金儲け”をするんなら、他県( もしくは他国)からの“収入”が必要なわけで、つまりは観光・商工分野ということになる。まぁ、県越境型メディカルツアーなんてのが考えられないわけではないけど、それは商工分野になるんだろうな。“病院門前町化”とか。

だったら、可処分所得の高い人たちを呼んじゃおう、だったら都会から来てもらうじゃないか、都会のシニアなんかいいカモじゃん、と安直だけど結構正しい視線かもしれない。スイスで働きフランスで暮らす、というやつの国内版。じゃぁ、都会の人はどんな情報環境なんだろうか、都会の人にアピールするにはどうすればいいの? で、どんな“観光”が人気なんだろうか?

自分が実感できる領域にシニアが居ないので取り敢えず無視するとして( いいのか?)、通勤時間帯の電車とか乗って気づくのは昨今のスマートフォン(=スマフォ)の普及。iPhoneなんて年齢を問わず女性に人気?——と思われるくらい、よく見るようになった。

この辺の実感情報は、広い庭付き一戸建てに暮らして家族全員に自家用車があって、通勤はその自家用車で運転して30分以内の地元、なんて人には見えてこない( 自分もかつてはそうだった )。一週間くらい都会のウィークリーマンションに寝泊まりして通勤時間の電車に乗ってごらんよ。

端末が常に手元にあって、それを持ち歩いて、手軽に検索行動が出来てしまう、そんな環境に地方自治体のウェブサイトが適応できているかというと、JapanLocal.infoから伺い知る限りにおいては“否”なのだ。

まずは、地方自治体のみなさんはスマフォを買って、いつも持ち歩いて、何かあるたびに検索してみよう。違うもんが見えてくると思うよ。この辺に、都会の人の情報環境に“押し込む”きっかけがあると思う。実際に iPhoneを使い始めて一週間、強烈に感じるわけです。

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